タイに赴任した主人に会いに、ちょくちょくタイを訪れるようになりました。タイで見つけたかわいいもの、おしゃれなもの、変なもの、紹介したいと思います。

ニスティ・アジアン


サイトマップ お問い合わせ
TOP > バンコク特派員ルポ1
   バンコク特派員ルポ

■ ソンクラーン見聞録

北朝鮮レストラン、平壌(ピョンヤン)館

ソンクラーン見聞録

ソンクランの後半をバンコクで過ごした特派員による、水掛祭り初体験ルポです!  会社の携帯電話が壊れるほどであった水掛攻撃の中、バンコク特派員が、体をはって?取材を行いました!?


今回の特派員現地ルポは、「ソンクラーン」です。
4月の8日の日曜日から翌日曜日までの一週間、タイ国内の会社の多くは長期休暇に入りました。
タイ伝統のお祭り、「ソンクラーン」のためです。
タイだけではなく、ミャンマー、カンボジア、ラオスでも行われているらしい、このお祭りの奥儀、語源、宗教背景など、肝心なものは何もわかりません。
ただ、ほんの身近におこったソンクラーンの2日間の小さな出来事をお届けします。
ですので、このお祭りの真義を探りたい方、歴史、民族、風土研究などなど、学術志向の強いお堅い方、薄っぺらい現地ルポを読むほどお時間のない方には全く不愉快なお話です。

未経験なので定かでは無いのですが、余人が言うところの、1年で最も暑い時期の4月、そんな頃に伝統のお祭り「ソンクラーン」が祝われます。
ほぼ予備知識ゼロのわたくしには、”最も暑い時期に誰彼かまわず水をぶっ掛ける”という、社内日本人からの情報が全てなので、この休暇は迷わず日本帰国をチョイス。桜を愛でながらの快適な休暇を過ごしました。

ソンクラーンは13日から15日が本番とは聞いてましたが、日本の快適な気候に浸って危険予知機能がにぶったのでしょうか、「アパートは外人ストリート。まぁ、下町行かなきゃ大丈夫でしょ」みたいな錯覚に陥ったのでした。


そしてタイへ再び足を踏み入れたのが14日。
イミグレもすいすい、帰りの車も待たずにGET、アパートへの道もいつになくガラガラ。
「なんや、タイ人もみんな里帰りやな。楽勝ヤンケ」
とほくそ笑みながら市街地へ。

そして、ペッブリーという通りを通過中、道路がアチコチ水溜り。
「ほおー、少しはまだ祭りやっとるようやな」
内心、初めてのお祭り見物にワクワクしていると、進行右手に人と水がめを積んだピックアップが、路上の現地人数人と猛烈な水の掛け合いをしてる光景に遭遇。
”楽しそうヤン!”
続いて進行左手に、川の水をセッセと汲む子供達を発見。
”んー、こりゃタマランな。”
などと、車から見えるお祭りの風景を楽しんだのです。

わたくしのアパートはスクンビットの某カラオケ店密集ストリート沿い。
アパート到着後、
「じゃまぁ軽く飯でも食うかぁ。ソンクラーンの現地ルポしなきゃいかんしナ、写真でも撮ろ」
とアパートを出、その某ストリートに出ようとした瞬間、
「ギャーーーー、グワハハハッハーーーー・・・」
と叫ながら突進する 童二人の手にはなぜか手桶(七五調)
”ウソやろ・・・”

第2段は、そのクソガキの親から、こちらはやや遠慮がちにピチャ・・・。
”こんな避けようがないところで待ち伏せしよって、ふざけるな”
と心の中では憤りながら、犯人達の写真を1枚GET。

半身ずぶ濡れで着替えようか迷ったまま、そのストリートの反対を見ると、そこは修羅場。通りの両サイドの飲み屋どおしが、商売そっちのけで水の掛け合い。
”こらアカン。アパートのまずい食堂ですまそう・・・。”
半ば呆然としながらせっかくなので2枚目の写真をパチリ。
結局、この日の収穫は写真2枚と日本製のカメラ付き携帯が無事だったのと全身に頂戴した水が割りにキレイだったこと。タイで使ってる会社の携帯はあっさり壊れました。


明け15日の日曜日。
恐る恐るカラオケ街にでると、昨日の修羅場はすっかり解消。
路上の車に残った夥しい白い文様が不気味に惨劇を語るだけです。
(ソンクラーンでは水とともに白い液体、恐らく小麦粉を溶いた粘性の水も掛け合うようです・・・)
”はあー、今日は外で飯が食えるな”

 

ヒマつぶしのデパートでバンコク初の「モスバーガー」を発見。
店の外30メートルくらいの行列が出来て、すごい繁盛です。
隣は相変わらず賑やかな「スタバ」。
このデパートで「ナラヤ」についで、2番目に賑やかな一角のようです。

最近出来た「リーバイス」のお店を覗いて帰路。
さあて、晩飯なににしよ・・・と考えながらアパートのあるスクンビットの歓楽街へ到着。
ウィンドウショッピングですっかり昨日の惨劇を忘れていた目に再び同じ光景・・・
しかも、今日は避けるわけにいかず、壮絶な水合戦の中、アパートまでたどり着かなくてはなりません。
そして、ここを無事抜けるためにと考えついたのが、
「携帯電話所持をアピールして水の攻撃を回避する」
という子供だましのお粗末な作戦。
水濡れ厳禁の電話をアピールして安全地帯に逃げ込もうという戦法です。
早速、携帯電話を取り出して歓楽街のほぼ中間地点にあるマッサージ屋にTEL。
そして、意を決してTELしながら戦場に足を・・・。

が、これが偶然にもHIT。良識ある素面の人たちに、にニコニコされながら通行を許されたのです。
マッサージ屋の角で酒と祭りの雰囲気に興奮して前後不覚になったおばちゃんに、背後から100ccくらいの洗礼を浴びただけで、この作戦は図に当りました。
”イヤー、これは使えるな”
と思いながら深い満足感とタイマッサージの快楽に浸ったのでした。。。。

どうやら水掛け祭りは、繁華街ほど苛烈のようで、著名な花町「タニヤ」では、一歩も足を入れられなかったと聞きました。
お店もほぼ休業。
お祭り騒ぎの当人達はほとんど泥酔状態。

お店休んで、わざわざ水掛けのために集まってくるのは、この見境のないバカ騒ぎがタイ人のカタルシスなのでしょうか。

ともあれ、彼らの精神構造は昔の日本人のお祭り好きを彷彿とさせ、一心不乱に水を掛け合う彼らタイ人を見てると、遠い日本の、そして幼い昔の故郷へのノスタルジーすら感じたのでした。


以上、ソンクラーンでの近所の通りの他愛もない出来事です。
お粗末お粗末・・・。

2007/4/17


■ ソンクラーン見聞録

北朝鮮レストラン、平壌(ピョンヤン)館

おいしいもの
雑貨
マッサージ
Narayaのバッグ
ひとことタイ語
危険情報
見てみタイ
バンコク特派員ルポ
駐妻ブログ
 
ベトナム行ってきました

リンク集

タイ国政府観光庁
タイ国政府観光庁
タイ王国ドットコム

タイ王国ドットコム
タイ王国に関する情報サイトです。

バンコク通い駐妻ブログ
バンコク通い駐妻ブログ
 

リンク集利用規約

Copyright(c) NIS-T ASIAN
inserted by FC2 system